現状、宮ヶ瀬ダムでは巡視員の方2名で、湖面巡視を週3日行われております。
また災害発生時等には迅速な状況確認が求められますが、非常時に十分な人員を確保する事が困難な恐れもあります。
今回、国交省関東地方整備局が民間技術を活用するために2018年度より行っている「現場ニーズと技術シーズのマッチング」にて、
自動航行によるリアルタイムの状況を把握できるような技術の募集が同管理事務所からあり、
機種選定の結果、Blueboatを採用し、現場検証を行いました。
BlueboatとはBlue Robotics社が開発したUSV(水上ドローン)です。
同USVはバッテリー2本で18時間の航行また様々な機器を搭載することが可能で、
今回はリアルタイムでの映像確認が可能なカメラを4方向に設置しました。


障害物(網場や流木、遊覧船等)を識別し、自動回避やリアルタイム航路設定等の実運用に向けた課題もありますが、
人に依存しない自動航行でのダム湖法面点検技術を担当の方にご紹介出来ました。
神奈川新聞に掲載されました